エルゴトロン LX デスクマウント LCD アームを取り付けてみた

マルチモニタ環境にしたらデスクトップが広い広い。机の上に 2 台モニタがあったら邪魔になる? そんなことはありません。それぞれにモニターアームを装着したら机の上が広い広い。より一層作業が捗ります。

目次
  1. 購入したモニターアーム
  2. 取り付けてみた
    1. 設置手順
  3. 動かしてみた
    1. スイング (左右移動)
    2. チルト (垂直角度調整)
    3. ピボット (画面回転機能)
    4. 目一杯折りたたむ

購入したモニターアーム

2 台目のモニタ用に購入したのは、評価の高いエルゴトロン LX。

モニタが 1 台だけだったこれまでは、グリーンハウスの GH-AMC03 という安価なアームを付けていました。このアームは取り立てて書くほどの機能はありませんが、かといって不可もなく、エルゴトロンの 1/6 くらいの値段で買えるコスパに優れた製品です。

もうひとつそれを買おうかとも思いました。が、結局はエルゴ。

机から離れ、ごろんとしながら映画鑑賞。そういった時にアームをぐにぐにやりたい。モニタの角度を調節したい。GH-AMC03 でもそれを行うことは不可能ではないのですが、高さの変更には六角レンチを使う必要があり、都度そんなふうに固定するのは面倒です。件のエルゴトロンなら、希望の高さに持ち上げたらあとは手を離すだけ。歯医者のあの照明のように、位置を合わせるだけで調整できます。

取り付けてみた

今回購入したエルゴトロンのアームの固定方法は、クランプ式とグロメット式の 2 通りあります。クランプ式は万力のように締め上げて支柱を固定、グロメット式は机の穴を利用して固定するやり方です。グロメット式の方が堅固になりますが、机の穴あけはハードルが高いので、クランプ式で設置することにしました。

設置手順

作業の大まかな流れは次の通りです。

  1. 支柱を机に固定する
  2. モニタースタンドをアームに換装する
  3. アームを支柱に取り付ける

人手は不要。一人でも簡単に取り付けられることもこのアームの長所でしょう。

まずは支柱の固定。台座の下側はこんなふうになっています。

クランプを固定している部品は、穴を替えることで上下の位置調整ができます。天板の厚みに対して融通が利くようになっているわけです。

でもこの机だと天板裏の枠組に干渉してしまい、一番下の穴しか選びようがなかった……。

クランプはその枠組の奥で固定するため、一番下に合わせると天板の厚みが全く足りない状態に。目一杯締めてもスッカスカです。

そこで、100 円ショップへひとっ走り。天板を厚くすることにしました。

木片と MDF を挟んで締め上げます。がっちり固定できました。

これで支柱の設置は完了です。

次はモニタ側の作業です。スタンドを外し、モニタを裏返しにします。

これがアーム先の接合部。ピボット (画面回転) 機能を使わないなら、付属の小ネジを使うことで回転を抑制できます (説明書では「360° → 0°」となっていますが、実際は遊びがあるので少し動く)。後で変更する場合には、またモニタを外さないといけなくなることに注意。

モニタ裏のネジを外してアームの接合部を嵌め、ネジで止めます。これで換装完了。

後はアームを支柱に通せば設置完了です。

モニタケーブルはアーム下側に格納可能で、机周りをよりすっきりさせることができます。

動かしてみた

流石エルゴトロン。動きがすごくスムーズです。強い力も器具も必要としません。

スイング (左右移動)

関節部分は右へ左へ滑らかに曲げられます。

チルト (垂直角度調整)

モニタの上下を掴んで垂直角度を調整。仰角は 70 度まで。

俯角は 5 度まで動かせます。

ピボット (画面回転機能)

モニタの左右を掴んで回転させます。

縦置きも楽々。こちらはエディタで作業、もう一台の横置きモニタは実行結果を表示する。そういった使い方が捗りそうです。

目一杯折りたたむ

モニタースタンドの場合、掃除をする時には持ち上げて移動させて元に戻してという面倒な作業がありましたが、アームなら浮かんでいるのでそのまま拭けます。机を広く使いたい時には、アームを折り畳んで奥へ押しやるだけです。

アーム様様。モニタが 1 台増えても今まで通り広々としたままです。

ほぼ動かす必要のないサブモニタには、あまり動きが得意ではない GH-AMC03 を。前後左右にぐにぐに動かすメインモニタには、ぬるぬる動けるエルゴトロン LX を。当然、そのような住み分けになりました。

今日学んだこと

モニタを動かす環境にはエルゴトロンが相応しい。