ローファーのかかと抜け対策に可変タンパッドを作ってみた

暑いこの季節は薄手の靴下でローファーを履きたい。だけどスニーカーのようには融通が利かないこのタイプの靴は、靴下が薄くなることの影響を大きく受けてしまう。「かかと抜け」です。歩くたびに踵がかぱかぱ。ローファー用靴下は脱がされてしまいます。

そこで、靴のサイズを一時的に小さくするために、タンパッドを自作してみました。

目次
  1. 経緯
  2. 可変タンパッドの作り方
    1. 材料
    2. 手順
  3. 装着して履いてみた

経緯

自作タンパッドに行きつくまでに、色々と試しました。

どれもこれも上手くいきませんでしたが、もっとも手応えがあったのはタンパッドでした。足の甲側で調整することで、足先が奥に行かないだけでなく、足を反らした際に靴の後部が自然と浮くため、踵を持ち上げるのを助けてくれるのです。

とはいえ、タンパッドのサイズが一定である以上は、靴下の生地の厚さが変わったら対応することが難しい。何より市販品では自分にぴったりフィットするかという問題もあります。実際、ペダック社のスープラというタンパッドを購入してみたのですが、厚みが足りませんでした。もう少し厚ければと、タンパッドと甲との隙間にティッシュペーパーを差し込んでみると、なんと素晴らしいフィット感!

この時に思ったのは、厚みを適宜変えられるタンパッドがあればいいのにということ。薄い靴下の時には厚く、厚い靴下の時には薄くできるような可変タンパッドが。

可変タンパッドの作り方

作製するタンパッドの構造は、靴のタン裏に取り付けたポケットにティッシュや布などを入れて厚みを変えるという単純なもの。ローファー用靴下を履きたいので、直接肌が触れることを踏まえ、ポケットはフェルトで作ることにしました。フェルトは 100 円ショップで購入。

材料

手順

まず長方形にフェルトを切り出します。これを二つに折り、両側をかがってポケット状にします。最初はテープだけで作ってみたのですが、履いているうちにずれていき、詰め物がくっ付いてしまうので縫うことにしました。

取り扱いやすいように余白を設けています。これを二つ作ります。

ティッシュペーパーを折り畳んで詰めるとこんな感じ。

ポケットの裏に両面テープを貼ります。

タン裏に貼り付ける。より厚みを出したければ詰め物を増やし、薄くしたければ詰め物を取り出して調整します。

装着して履いてみた

ローファー用靴下を履いても踵は抜けることなくばっちり付いてきます。走っても大丈夫。靴下が脱げることもありません。

今回の作製動機は靴下の厚さへの対応でしたが、履き込んでいるうちに素材が伸びてしまったという時にも使いたい。インソールやトゥクッションではうまく調整が効かないとお悩みの方は是非お試しあれ。

今日学んだこと

かかと抜けにはタンパッドが効果的。可変化することで一年中ローファーを履くことができそう。