CASIO の目覚まし時計のアラーム音が大きいので静音化した

CASIO の目覚まし時計のアラーム音は私には大きすぎるみたい。アラームの鳴り始めで目が覚める。むしろ鳴る直前に目を覚ますぐらいの勢いです。鳴ってから起きるのでは心臓に悪い。鳴る前に起きなきゃ鳴る前に起きなきゃと眠る眠りは浅くなり、朝から身体が疲れます。

そこで、この電波置時計 DQD-700J-8JF のアラーム音を小さくすることにしました。

目次
  1. 音量調節できない目覚まし時計
  2. アラーム音を小さくする試み
    1. 振動板にクッションテープを貼ってみる
    2. 振動板を切ってみる
    3. 振動板をぶら下げてみる

音量調節できない目覚まし時計

この置時計は、2 つのアラーム時刻をセットしたり、発動周期を毎日・平日・土日の中から選択できたりと、目覚まし時計としての便利な機能を備えているのですが、音量調節機能は未搭載です。

思えば、音量を変えられない目覚まし時計は珍しくありません。なぜでしょう? 目覚ましという役割からして、アラーム音は小さくなければよいという思想なのかもしれない。寝起きが悪い人の要望に応えた爆音目覚ましがあるように、その逆の静音目覚ましというものがあったらいいのに。

アラーム音を小さくする試み

なければ作るまで。ということで、DQD-700J-8JF を改造し、アラーム音を小さくしようと色々試みました。

まずは解体。裏側の四隅のネジを外し、筐体を開きます。電波は受信のみなので普通のプラスネジで留められています。

この丸いのが振動板。アラーム発動時はこれが振動して音を発生させる仕組みです。音を小さくするためにはこの振動板を何とかしなければ。

振動板にクッションテープを貼ってみる

振動が抑えられれば音が小さくなるに違いない。と、クッションテープを貼ってみました。

しかし効果はほとんどなし。少しこもったような音になっただけでした。

振動板を切ってみる

振動板が大きいと出力も大きくなるに違いない。なら小さくしよう。と、振動板をハサミで切ってみた。

しかし効果なし。小さくなった振動板からは大きな音が鳴り響きました。

なお、この作業中にハンダが取れてしまい、付け直しています。

振動板をぶら下げてみる

小さくなり、不安定に机に触れている振動板を見てようやく気が付く。振動板は何かに接触していないと音が大きくならないということを。もともとのプラスチックの受け皿をはじめ、クッションテープ、机、指。どこにも触れていないのであれば、音は拡大されないということを。

試しに導線を持ってアラームボタンを押してみる。すると、振動板は蚊の鳴くようなか細い音を立てました。私の求めていた音量です。

というわけで、筐体内で振動板がぶら下がるように配置します。電池ボックスの上に良い感じの空間がありますので、そこを利用できます。

基盤側にも触れないように気を付けて筐体に納め、元の通りにネジ止めすれば完了です。

今日学んだこと

DQD-700J-8JF のアラームの静音化。振動板に何も触れさせなければ音は拡大されない。