土鍋でのご飯の炊き方

土鍋でご飯。炊飯器を使うよりも美味しいと評される土鍋でのご飯の炊き方です。この例では、普通のガスコンロを使用しています。お米の量は 100g。合でいうと 2/3 合ぐらい。炊きあがりは普通のお茶碗で 1.5 杯分ほどでしょうか。カレーライスを食べる時に私にはちょうどよい分量です。

目次
  1. 材料
  2. 作り方
  3. 噴きこぼれに注意
  4. おこげの作り方
  5. 米の量と水の量
  6. 食器について

材料

米 (新米)
100g
130ml

作り方

  1. お米を研ぐ。水を 2 回替える程度。次いで軽く洗う。
  2. 合計 230g になるように量る。洗って水分を含んだお米に水を足していく。計量後、浸かったお米を均一にしておく。
  3. 30 ~ 60 分程度放置して給水させる。この時間が短いと硬めの炊きあがりに。
  4. 中火にかける。2 ~ 3 分すると蓋の穴から蒸気が見えてくるので弱火にする。遅れると噴きこぼれるので注意。
  5. 弱火のまま 10 分。
  6. 火を消し、15 分蒸らす。
  7. 炊けました。鍋底に杓子などを差しこんでご飯を引き剥がす。空気を混ぜるように、ご飯をほぐしてできあがり。

噴きこぼれに注意

上の写真では蓋の蒸気口が左側になるようにセットしています。なぜかというと、そちらに噴きこぼれてもあまり問題がないからです。要するに保険です。

噴きこぼれは、火にかける一番最初の工程 (蒸気が見えるまで中火) で生じる可能性があります。蒸気が見えたらすぐに弱火にしましょう。とはいえ、忘れてしまうこともあるでしょう。蒸気口を手前側にしていてやらかしてしまうと片づけが面倒になりますので、念のために対処しやすい方へ配置しておきましょう。

おこげの作り方

火を消して蒸らす前に 10 秒間程度強火にかけておくと、良い感じの「おこげ」の部分を作れます。

米の量と水の量

最終的には各人の好みとなるわけですが、一般的には、米 1 合に対して 1.1 ~ 1.2 倍程度の水量が良いとされています。古米は水分が減っていますのでやや多めにとると良いとも言われます。

1 合は約 180ml。質量に換算するとお米 150g ぐらい。「1.1 ~ 1.2 倍」という水量は体積に対してのものですから、お米 150g に必要な水は 165 ~ 180ml ではなく、換算比 180/150 = 1.2 を考慮して 198 ~ 216ml ということになります。例えば 1.1 倍の水量とするなら、

水(ml) = 米(g) x 1.2 x 1.1

という計算式になり、レシピのようにお米 100g だと水は 132ml。誤差みたいなものですので 130ml としています。1ml は約 1g ですから、お米と水とで合計 230g になるよう計量します。

食器について

写真に移っているのは匙は竹製です。木製でもいいのですが、金属製の食器の使用だけはおすすめできません。金属が鍋底をこするあの感触の不快さときたら。もちろん鍋を器にしないのであれば何も問題ありませんが、そのままカレーを投入してカレーライスにするといった場合には、金属製ではないスプーンを使ってください。

今日学んだこと

土鍋でのご飯の炊き方。10 分弱火、15 分蒸らす。