自家製ガラムマサラのレシピ
さっとひと振りするだけであら不思議! いつもの料理が本格的なレストランのような味へと変貌を遂げるとまで言ったらそれは大げさだとは思いますが、仕上げ用の香りづけとして十二分に使えますし、都度挽いて準備するような煮込み用スパイスならずいぶんと時間短縮になるので重宝するガラムマサラの作り置き。カレーはもちろん、唐揚げやピラフやサラダなどなど様々な用途で活用できます。
作り方は簡単。スパイスとハーブをフライパンで熱してあとはミルサーでガガガと挽いたら出来上がり。材料とその分量を自分好みで決められるのが自家製ガラムマサラの良いところ。
材料
- コリアンダーシード
- 10g
- クミンシード
- 10g
- グリーンカルダモン
- 10g
- クローブ
- 10g
- シナモンスティック
- 5g
- 黒コショウ (ホール)
- 3g
- ベイリーフ
- 3 枚
作り方
ガラムマサラとは?
インド料理でしばしば登場するガラムマサラ。エスビー食品のスパイスシリーズにもありますし、今では身近な存在になりましたが、元々縁遠い人にはこれが何なのかよくわからないかもしれません。ガラムマサラというのは、ミックススパイスのことです。
辛そうなイメージがあるかもしれませんが、言葉上はその意味はありません。「ガラム (garam)」はヒンディー語で「熱い」や「暑い」の意。上記の作業工程でも見られるように、スパイスやハーブに熱を加えることから由来しています。
実際、本記事のレシピでもそうですが、レッドペッパーなどの唐辛子を入れないで作るガラムマサラもあることでしょう。唐辛子抜きのガラムマサラは、辛味を付けたくない料理に使う場合にはそのまま利用できますし、辛味が欲しいのであれば別途唐辛子を入れるだけで済むので使い勝手がよいと思います。
このレシピでのガラムマサラ
ガラムマサラにはこれといって決まったレシピはなく、素材になるスパイスとハーブの選択はもちろん、その分量までも各人の好みに委ねられます。今回のレシピの配合ですと、カルダモンの影響が大きいために割とハードな風味に仕上がりました。もう少しまったりとした感じにしたいのであれば、カルダモンを少し減らしてシナモンの量を増やすとよいと思う。いろいろ加えたり減らしたりして自分好みのガラムマサラを作りましょう。
今日学んだこと
ガラムマサラの作り方。「ガラム」は「熱い/暑い」という意味であって、「辛い」という意味はない。